人について 01. Web Shop店長 あやちゃん

人について 01. Web Shop店長 あやちゃん

「Personnage romi-unie(ペルソナージュ ロミ・ユニ)」。
“ロミユニの人” と名付けたこのページでは、romi-unieをつくる人=スタッフを紹介していきます。romi-unieにはどんな仕事があって、どんなスタッフがどんな思いで働いているのか、お店の裏側にあるスタッフと働き方のお話です。romi-unieはほぼ100%女子という会社でもあるので、仕事を始めたばかりのスタッフからベテランまでいろんな立場での働き方もご紹介できたらと思っています。

第1回目は通信販売Web Shopの店長を務めているあやちゃんのお話をお届けします。

 

あやちゃんとは

長年、romi-unieで広報を担当するかたわら、包材や印刷物の制作・管理、ホームページやSNS、Web Shopの運営など、「ジャムとお菓子の周辺業務」を一手に引き受けてきました。前任者の産休を受けて2020年4月からはWeb Shopの店長へ。引き続きホームページとSNSでは情報発信を担当しています。独学でさまざまなスキルを習得し、romi-unieの世界観を影で支えてきた勤続17年のベテラン社員です。

これからウェブに注力できるよう、広報関連と包材の業務を後任者に引き継いで、去年から新しいステージに入りました。長年勤めているスタッフは年々、やることが変わっていきますね。わたしもはじめは販売で1年。次にWeb Shopの運営とジャム瓶を雑貨店に卸す事務仕事を2年やって、そのあとWeb Shopは続けながら、広報やホームページ、包材の制作・管理をやるようになりました。

包材のデザインは社内でやっています

よく「デザイナーさんはどなたにやってもらっているんですか?」と聞かれるのですが、イラストや手書きの文字はろみさんで、それをスキャンして取り込んで形にするのは自分たちでやっています。こまごまとしたプライスカードやシール、タグから、ラッピングペーパー、ボックスまで作りたいものを小ロットでちょこちょことつくれて、原価もおさえられるのでやりたいことができるんです。

パッケージ

romi-unieのお客さまはお菓子も好きだけど、雑貨も好きな方が多いので、かわいい缶にお菓子を入れて販売すると需要があるんだな、といったこともやりながら見えてきました。それからは毎年のように新しい缶を作るようになって。周年のときには外部の方にお願いして作品を描いていただくこともあります。それも包材に落とし込む作業は社内でやっています。買ったあとも大事にとっておきたくなるような、雑貨感覚の包材になっているといいなと思います。

romi-unieに入って、フォトショップやイラストレーター(デザインソフト)を独学ではじめたのが大きかったですね。どうしてイラストレーターにまで手を出したのか…、今となってはよくおぼえていないのですが、簡単なグッズを自分たちでつくれたら、と思ったのがはじまりだと思います。予算の関係で見本が出せない一発勝負の業者さんにお願いしていたので、最初のデータ入稿は怖かったですよ。ロットが大きいので、失敗したらどうしよう……と。

 

バンダナ

はじめて担当したのはプチ・パレの花柄のバンダナで、ドキドキしながらつくりました。ちゃんと仕上がってきて、みんなが頭に巻いてくれたとき、ほっとしたのを覚えています。1回できると次も大丈夫かな、と少しずつ慣れていって、ろみさんが次々と任せてくれることもあって、今の体制が自然にできてきました。去年、後任者に引き継いで、自分で手を動かすことはなくなったのですが、ラクになった反面、せっかく身につけたのにもったいないな、と思うところも正直ありますね。これまで感覚的にやってきたデザインのニュアンスを新しい担当者にどうやればうまく伝えられるか、いまはそちらを考える日々です。

 

撮影もスタッフでやっています

romi-unie journal

フィルム時代に一眼レフを買って、お菓子を撮りはじめたのが20代の頃でした。そこからしばらく止まっていたのですが、ウェブショップをリニューアルすることになったとき、それまでイラストでしか見せていなかった商品を、写真にすることになったんです。カメラはデジタルに変わっていて、最初はろみさんのお下がりのデジカメでジャムの物撮りをはじめました。雑誌の企画で、料理フォトグラファーの長嶺輝明さんに商品写真の撮り方を教えてもらったこともあってよい経験でした。

2回、3回とホームページがリニューアルを重ねるにつれ、読み物のコンテンツが増えて、物撮り以外の写真を撮ることも増えてきたので、もっと思うような感じに撮れるようスキルを磨きたいと思っています。ジャーナル(2019年から隔月で発行している『romi-unie JOURNAL』 デザインは「サルビア」のセキユリヲさん)のカバー写真も撮っています。この撮影はカメラの設定がすべてなんですが、独学すぎて…。大丈夫でしょうか? 自分で情報発信する記事は、これからもなるべく自分で撮っていこうと思っています。

 

「つくる」「売る」以外の「伝える」仕事

お菓子屋さんの仕事は「つくる」「売る」だけではないということにromi-unieに入って気づきました。ろみさん自身がそうだったんですよね。最初のお菓子屋さんで製造部門に入ったけれど、毎日同じことを繰り返すのは向いていない、それよりもお菓子の楽しさやおいしさを広める仕事が自分には向いていると気づいた。自分で店をはじめるときも、それが仕事になると思ったから、「つくる」「売る」以外の仕事も自分たちでやって、社内にできる環境をつくっていったんですね。

わたしもお菓子に関わる仕事をしたいと思って9年ほど勤めた会社を辞めたのですが、じゃあお菓子に関わることって何だろうと考えたとき、つくることしか思い浮かびませんでした。在職中から大川雅子さんの教室や「ル・コルドン・ブルー東京」でフランス菓子の基礎は学んで、製造以外にも、お菓子研究家のアシスタント、教室のスタッフ…といろいろ考えました。結局、どれも現場経験がないと応募できなくて、仕事にしたくても入口を見つけられませんでした。romi-unieの求人には最初、製造で応募しました。経験がないということで落ちて、2回めに販売の求人で採用されたのがはじまりです。

そこからは、ご縁があって、romi-unieのなかでいろいろとやらせてもらって、いまはWeb Shopの店長をやりながらホームページ全体を見て、自分でも情報発信は続けて、という役割になりました。

最初から今の仕事を目指してきたわけではないんですよね。お菓子屋さんにこういう仕事があるとは思ってもみなかった。前職は音楽事務所で、アーティストのプロモーションやファンクラブの運営、HPでブログを書いたり、グッズをつくることもありました。振り返ってみると、音楽がお菓子に変わっただけで、やっていることはあまり変わっていなかったんです。ファンクラブの会報誌は『romi-unie Journal』に近いですし、アーティストや楽曲のPRは、ホームページやSNSで商品の発信をすることとまったく同じです。グッズ制作は包材業務に生かせましたし、何も無駄になってなかったんです。

これもあとから思うと、なんですが、音楽とお菓子はとても似ています。なくてもいいけどあるとより日々の生活が豊かになるもので、わたしにはどちらも欠かせないものだな、と。業種は違っても、リンクするところはちゃんとあったんですね。

 

今年オーブンを買いました

staff_01_cake

今年の4月から10月にかけてromi-unieのお菓子教室に参加して、生徒さんと一緒に学ぶという体験をさせてもらったのですが、久しぶりにお菓子をつくったら楽しくて、自宅にオーブンを買いました。フランス菓子に必要な生地とクリームが学べるクラスで、カトルカール(バターケーキ)、カスタードクリーム、シュー生地、アーモンドクリーム、クッキー生地のベースにもなるタルト生地など、お店で売っているお菓子のベースが学べる内容です。久しぶりに作業をすると、思うように道具が使えなかったり、体力を消耗することもわかって、毎日つくり続ける製造の人のすごさを体感する機会にもなりました。

プロとしてお菓子をつくっている人の仕事を見ると、毎回、こういうふうにはできないな、自分は趣味で、自分の食べたいものを作ってお茶と一緒にいただくくらいで満足だったんだな、ということがよくわかりますね。熱量が違うんです。その分、お客様に近い立ち位置で見られる部分はあるんだろうな、と思います。一つのお菓子がどんなふうにできていて、どんな背景があるのか、知らなくてもいいいかもしれないけど、お菓子を選ぶときや食べるときに、知っているとちょっと楽しくなる、そんな掘り下げた記事を新しいホームページでは増やしていけたらと思っています。