romi-unie booksについて

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romi-unieの活動は、お菓子作りの楽しさを広めることにあります。
ジャムや焼菓子のお店や、教室やイベントを開催したり、お店やお菓子のプロデュースや雑誌やTVでレシピを紹介したり、
その形はいろいろとありますが、すべては、私がお菓子作りを始めた時、そしてそこから続くお菓子の世界で感じた
ワクワク感をいろんな人にも伝えたいと思う気持ちにつながっています。

2002年からスタートしたromi-unieの活動はまもなく14年目を迎え、改めてずっとずっと大切に、
いろんな人に役立つレシピ本として使ってもらえるような本を作りたいと思うようになりました。
私が初めてお菓子を作ったのは、果敢にもいちごのショートケーキでした。今思えばできそこないのスポンジでしたが、
本の通りに作ったら、丸ごと一台のケーキが出来上がることに興奮し、味わいや食感うんぬんよりも、
できあがったケーキをみんなで思う存分食べられることが、とてもうれしかったのです。
お菓子作りの楽しみを見つけてからの私の生活は、退屈な家の中で過ごす週末が、お菓子作りをできる時間に変わっていきました。
家の中でできる日常的なイベントごととして、お菓子作りをとらえるようになりました。自分が作ったお菓子を、
友人たちとわいわい言いながら食べたことは、私の楽しい思い出です。そして自分はもとより、周りの友人にとっても
忘れられない出来事だったようで、時々古い友人に会うとそんな話が出ることがよくあります。

romi-unie booksでは、お菓子作りの面白いところや楽しいところなど、共感しつつ、伝えていけるように、
お店や教室を通してできてきたレシピを、その思いとともに一冊にまとめて、romi-unie的レシピ本決定版を目指します。
思いを込めて作った本を、せっかくお店があるので、他のお菓子やジャムと同じように、お店やご縁のある
お店のみで販売することにしました。今のところ、流通にのせて本屋さんで販売したり、Amazon等で販売の
予定はありません。

 

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このレシピ本は、素敵なお菓子の写真の他に、材料の配合・つくりかたメモのページと、
詳しく作り方のことが書いてあるページで構成されています。

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私が思うには、本当に大切なお菓子作りのポイントは、ズバリ『手順と段取り』。
先に粉を入れてしまってはいけない・・・とか、砂糖を早く入れすぎると泡立たないとか、ボールをあらかじめ冷やしておくとか、
いろいろと後から気がついても、時すでに遅く、それが原因で失敗してしまうことが、お菓子作りにはたくさんあります。

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まずは、詳しいページにいろいろとコツが書いてありますが、お菓子を作りながら読むには、ちょっと細かすぎるので、
ふーんと読みながら、事前に頭に入れておいて頂けるとうれしいです。段取りを頭に入れることが上達するポイントです。
というわけで、「つくりかたメモ」という、おおまかな段取り表を書くことにしました。お菓子作りに慣れてくると、
材料を見ただけでだいたいの段取りは頭で想像できるようになってきます。逆に言うと、さっと読んだだけで、
あとは材料を計量してつくりかたメモを見れば、スムーズにできるようになるのです。慣れてきたら、このレシピ本は、
細かな説明は読み飛ばして、つくりかたメモだけチェックしておけばいい、そんな使い方ができます。
何度も繰り返して使ってほしいので、重複する書き方ですが、この書き方にはこだわって構成しました。

キッチンで使いやすいように、リング綴じにしました。開いたままにして置けますし、余白の多いゆったりした
デザインになっているので、自分なりのメモも書き込んでもらえます。
いろいろと作るたびに、ご自身のメモが増えていくとうれしいなぁと思います。